離乳食を始めると、かなり多くの人がぶつかるのが
「離乳食を全然食べない…どうしたらいいの?」
という悩みだよね。
「せっかく作ったのに口を開けない」
「何日もほとんど食べない」
「これって普通?」
「病院に相談したほうがいいのかな?」
そんなふうに不安になる人も多いと思います。
結論からいうと、離乳食を食べない時は、
すぐに“失敗”と考えなくて大丈夫 です。
こども家庭庁が案内している「授乳・離乳の支援ガイド」でも、離乳は子どもの食欲や摂食行動、成長・発達の個性に合わせて進めることが大切とされています。
この記事では、
- 離乳食を食べない時にまず見るポイント
- 初期・中期・後期で違う考え方
- 家でできる対処法
- 相談したい目安
を、やさしく整理していきます。
※この記事は一般的な情報をまとめたものです。発疹、嘔吐、強いむせ、ぐったりしている、体重の増え方が気になるなど不安が強い時は、小児科や自治体の相談窓口などに相談してください。
離乳食を食べない時は、まず「よくあること」と知っておいて大丈夫
最初に知っておきたいのは、
離乳食を食べない時期があるのは珍しくない
ということです。
離乳初期は特に、
- スプーンに慣れていない
- 食べ物の感触にびっくりする
- うまく飲み込めない
- その日の機嫌や眠さで変わる
ことがよくあります。
こども家庭庁の「生後5か月からの離乳スタートガイド」でも、離乳開始の目的は食べる練習であり、最初は少量から、様子を見ながら進めることが案内されています。
だから、1回食べなかった、2〜3日進まなかったくらいで、すぐに焦りすぎなくて大丈夫だよ。
まず確認したいのは「量」より「元気さ」
食べない時に、まず見たいのは量そのものより、赤ちゃんの全体の様子です。
たとえば、
- 機嫌よく過ごせているか
- 授乳やミルクは飲めているか
- 体調は悪くなさそうか
- 便秘や風邪気味ではないか
- ずっと続いているのか、一時的なのか
こういうところを見ると、少し整理しやすくなります。

離乳初期は、母乳やミルクを続けながら進める時期で、開始時は母乳やミルクを飲みたいだけ与えるのが目安です。離乳食が少ない日があっても、授乳やミルクができていて、元気さが大きく崩れていないなら、すぐに深刻に考えすぎなくて大丈夫なことも多いです。
離乳食初期に食べない時の考え方
離乳食初期は、いちばん食べないことが起こりやすい時期です。
この時期は、
食べる量より、食べることに慣れることが大事
と考えると気持ちがラクになります。
初期に食べない理由として多いもの
- スプーンが苦手
- 口の中に食べ物が入る感じに慣れない
- 眠い、機嫌が悪い
- タイミングが合っていない
- 味や舌ざわりにまだ慣れない
初期に試しやすいこと
- 量を減らしてみる
- 1さじだけで終わってもOKにする
- 機嫌のいい時間にする
- 無理に口に入れない
- 数日あけてまた試す
こども家庭庁の教材でも、新しい食品は1さじずつから始め、子どもの様子を見ながら増やすことが案内されています。
だから初期は、
食べない=進め方が間違っている
と考えなくて大丈夫だよ。
関連記事はこちら。
▶ 離乳食の進め方スケジュール|1ヶ月目の目安をやさしく解説
離乳食中期に食べない時の考え方
中期になると、1回食から2回食に進む子も増えてきます。支援ガイドでも、中期は1日2回食へ進み、食事のリズムを少しずつつけていく段階とされています。
でもこの時期は、
- 2回食にしたら2回目を食べない
- 好きなものだけ食べる
- 日によって差が大きい
- 途中で遊びたがる
みたいなことも起こりやすいです。
中期で見たいポイント
- 1回目と2回目、どちらが食べやすいか
- 量が多すぎないか
- 固さや粒感が合っているか
- 食べる前に眠すぎないか
中期で試しやすいこと
- 2回目は少量からにする
- 食べる時間を少し見直す
- 固さを少し戻してみる
- 1回ごとの量を増やしすぎない

中期は、回数が増えるぶん、親もしんどくなりやすい時期です。
だからこそ、毎回完食を目標にしすぎないほうが続けやすいよ。
離乳食後期に食べない時の考え方
後期は3回食に進み、食事のリズムが生活の中に入ってくる時期です。支援ガイドでも、後期は1日3回食へ進めていく時期とされています。
この頃になると、
- 食べムラが出る
- 手づかみばかりしたがる
- スプーンを嫌がる
- 遊び食べが増える
- 1食まるごと食べない日がある
という悩みも増えやすいです。
後期で見たいポイント
- 手づかみしたい時期ではないか
- 自分で食べたい気持ちが強くなっていないか
- 一口の大きさが合っているか
- 食事時間が長すぎないか
後期で試しやすいこと
- 手づかみしやすい形を試す
- 食具を触らせてみる
- 一口量を見直す
- 食事時間を長くしすぎない
支援ガイドでは、手づかみ食べは目・手・口の協調運動を育て、自分で食べる準備につながる大切な過程とされています。
だから、後期の「食べない」は、
食べ方が変わる途中
として見たほうがいいこともあるよ。
離乳食を食べない時に家で試しやすいこと
ここでは、時期を問わず試しやすいことをまとめるね。
量を少なめにする
多すぎると、それだけで嫌になりやすいです。まずは少なめからでOK。
機嫌のいい時間にする
眠い、お腹が空きすぎている、疲れている。こういう時間は進みにくいです。
無理に口に入れない
嫌がる時に押し込むと、食事時間そのものが苦手になりやすいです。
固さや舌ざわりを見直す
月齢だけでなく、その子に合う固さかを見ると変わることがあります。
イスや姿勢を見直す
食べにくい姿勢だと、口を開けにくかったり、途中で嫌になりやすかったりします。
数日単位で見る
1食、1日だけで判断しすぎないほうが気持ちもラクです。
食べない時にやりすぎなくていいこと
不安になると、つい何とかしようと頑張りすぎてしまうよね。
でも、やりすぎなくていいこともあります。
毎回完食を目指すこと
完食しない日があって普通です。
いろいろな食材を一気に試すこと
食べない時ほど、まずはシンプルなほうが見やすいです。
1日ごとに強く落ち込むこと
数日単位、1週間単位で見たほうがわかりやすいこともあります。
「食べない=栄養不足」とすぐ考えること
離乳初期〜中期は授乳やミルクも続きます。全体で見て大丈夫です。
こんな時は相談したい目安
食べないこと自体はよくあるけれど、相談したほうが安心なこともあります。
- 体重の増え方が気になる
- ほとんど食べない日が長く続く
- 食べるたびに強くむせる
- 食後にぐったりする、つらそう
- 嘔吐や発疹など気になる症状がある
- 親の不安がかなり強い
こども家庭庁の離乳ガイドでも、離乳や赤ちゃんの成長で心配がある時は、病院や保健センターの管理栄養士、保健師などに相談できると案内されています。
離乳食を食べない時は「進まない」ではなく「今はそういう時期」と見る
ここ、すごく大事。
離乳食を食べないと、どうしても
「うちの子だけ進まないのかな」
と不安になりやすいよね。
でも実際は、
- 慣れるのに時間がかかる子
- 食べるより授乳が好きな子
- 食感に敏感な子
- 自分で食べたい気持ちが強い子
みたいに、かなり個人差があります。
支援ガイドでも、離乳は子どもの個性に応じて進めるものとされています。
だから、
食べない=ダメ
ではなく、
今の様子に合わせて調整する時期
と考えると少しラクになります。(ちなみにうちの子たちは上の子小食、下の子爆食で戸惑いました)
関連記事
離乳食の進め方スケジュールはこちら。
▶ 離乳食の進め方スケジュール|1ヶ月目の目安をやさしく解説
離乳食は1日何回か知りたい時はこちら。
▶ 離乳食は1日何回?増やし方の目安をやさしく解説
離乳食の量がわからない時はこちら。
▶ 離乳食の量がわからない時の考え方|月齢別の目安をやさしく解説
よくある質問
離乳食を全然食べないのは普通ですか?
最初の頃は珍しくありません。スプーンや食感に慣れていないことも多いので、すぐに異常と考えなくて大丈夫なこともあります。
食べない時はお休みしてもいいですか?
体調や機嫌が悪い時は、無理せずお休みしたり量を減らしたりして大丈夫です。子どもの様子を見ながら進めることが大切です。
離乳食を食べないと栄養不足になりますか?
初期〜中期は授乳やミルクを続けながら進める時期です。量だけで判断せず、元気さや体重の増え方も一緒に見ていきましょう。
2回食や3回食にして食べない時はどうしますか?
2回目、3回目を少量からにして、時間や固さも見直してみると変わることがあります。無理に完食を目指さなくて大丈夫です。
相談の目安はありますか?
体重の増え方が気になる、ほとんど食べない日が続く、食後につらそう、むせが強いなどの時は小児科や自治体の相談窓口に相談してください。
まとめ
離乳食を食べない時は、
量そのものより、赤ちゃん全体の様子を見ること
が大事です。
ポイントをまとめると、
- 離乳食を食べない時期は珍しくない
- 初期・中期・後期で見方が少し変わる
- 量、時間、固さ、姿勢を見直すと変わることがある
- 授乳やミルク、元気さ、体調も一緒に見る
- 不安が強い時は相談して大丈夫
焦らなくて大丈夫。
赤ちゃんのペースを見ながら、少しずつ進めていこう。



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